このところ気軽に始められる副業として、アフィリエイトへの関心が高まっています。
「最近友人がアフィリエイトを始めたと聞いて、自分もやってみたいけど、何から始めたらいいかよくわからない」
そんなアフィリエイト初心者のために、今回はアフィリエイトで利用可能なメディアと、運用するメリット・デメリットについて解説します。
アフィリエイトできるメディア4種類
アフィリエイトには「提携する」「加入する」といった意味があり、「商品やサービス」を販売したい企業と個人・あるいは法人が運営する「メディア」が提携し、商品の販売や宣伝に協力し、報酬を得るシステムです。
通常はASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)が、広告主とメディアの仲介をし、メディアに広告を提供します。
メディアにもさまざまな種類がありますが、ここでは主なメデイア4種類をピックアップし、各メディアでのアフィリエイト方法を説明します。
WEBサイト・ブログでアフィリエイト
運営しているWEBサイトやブログのページに広告を掲載し、報酬を得るのが「WEBサイト・ブログ」アフィリエイトです。
商品・サービスが売れた時に収入が発生する「成果報酬型アフィリエイト」と、広告がクリックされた時に発生する「クリック課金型」に大別されますが、「アフィリエイト」と言うと、このメディアが思い浮かぶほど、一般的に多く利用されているメディアです。
SNSでアフィリエイト
今や、誰でも一つぐらいは登録しているTwitter・Instagram・Facebook等で、アフィリエイト広告を貼りつけた文章を投稿し収入を得るタイプのアフィリエイトです。
報酬のメインは成果報酬型になります。
YouTubeでアフィリエイト
今やさまざまな動画配信サイトが乱立していますが「YouTuber」が一般にも「職業」として認知され、圧倒的なユーザー数を誇る動画配信サイトがYouTubeです。
そのYouTubeで配信している動画にアフィリエイト広告を掲載し、収入を得るのがYouTubeアフィリエイトです。
収入のメインになるのは、ユーザーの広告閲覧数、クリック数による「インプレッション広告」「クリック課金広告」です。
メルマガでアフィリエイト
メルマガを配信している方なら、メルマガの記事の中に広告を掲載し、広告収入を得る事が可能です。
報酬のメインは成果報酬型になります。
4つのメディアのメリット・デメリット
4つのメディアのいずれか、あるいは複数を運営している方なら、すぐにでもアフィリエイトを始める事は可能です。
ここでは、それぞれのメディアを利用する上でのメリットとデメリットについてお伝えします。
WEBサイト・ブログのメリット
費用の負担が少ない
WEBサイトやブログを運営する場合、無料サービスに登録し開設する事が可能です。
ただし、無料サービスには運営元の広告が自動的に挿入されるケースが多いため、わずらわしさを感じる事もあるでしょう。
そのような場合、有料のサービスへ「乗り換え」れば、自由に広告を掲載する事が可能になります。
有料サービスと言っても、レンタルサーバーやドメインの「使用料」は月額数百円程度のパターンから選べますので、それほど大きな費用負担はないといっていいでしょう。
自動で収益の可能性
サイトが順調に育ち、検索エンジンからの集客数があがってくれば、頻繁にサイトを更新しなくても、アフィリエイト収入が「自動」で発生していきます。
いわゆる「ほったらかし」状態でも収入の発生が期待できるのが、サイト・ブログでアフィリエイトをする最大の強みです。
WBサイト・ブログのデメリット
収入が発生するまでに時間がかかる
ブログアフィリエイトでよく言われるのは「とにかく100記事書きなさい」という言葉です。
サイトやブログで広告収入を得るためには、いかにアクセスを集めるかが重要になります。
このタイプでは、訪問者はほとんどが検索エンジンからの流入になりますので、検索エンジンで上位表示されるためには、サイトのコンテンツとボリューム重要な要素になります。
そのため、始めたばかりのサイトやブログでは、いきなりアクセス数をあげるのは難しいでしょう。
コツコツとサイトを更新していき、最低でも半年~1年で、やっとそれなりの収益をあげることが可能と言われています。
成果を出すには努力が必要
上記でもお伝えしましたが、検索エンジンに上位表示されるためには、サイトのボリュームもさることながら、コンテンツが重要になってきます。
アフィリエイトは誰でも簡単に始められますが、継続して収入を得ようと思ったら、訪問者に提示しているコンテンツの質を高める努力が必要です。
良質なコンテンツとは「訪問者の悩みや疑問を解決できる」「訪問者に満足感を与える」事ができる記事や文章で、文字数だけが多くても中身の伴わないサイトは検索エンジンが評価してくれません。
そのため、サイトを継続するためには訪問者がわかりやすい「記事の構成」、訪問者が満足できるコンテンツになっているか、検索エンジンで上位表示されるための「SEO対策」等、さまざまなスキルを習得する努力が必要です。
SNSのメリット
費用負担がほぼゼロ
SNSでアフィリエイトを開始するためには、普段利用しているTwitter・Instagram・Facebook等を利用する訳ですから、仮に新規でSNSに登録するとしても、端末の維持費が必要な位で、実質の費用負担はほぼゼロです。
手間暇がかからない
SNSはPCだけでなく、スマホでも投稿可能なため、休憩時間や電車での移動中等、どこでも空いた時間を利用してアフィリエイトが可能です。
また、投稿時の文字数が少ないため、WEBサイトやブログに比べて、かかる時間が少なくすみます。
集客が容易
検索エンジンからの流入が集客の方法であるサイトアフィリエイトと異なり、SNSでは投稿した記事が誰かの目に止まり、リツィートしてくれれば、瞬く間に「拡散」し、多くのユーザーの目に止まる可能性があります。
SNSのデメリット
資産型のアフィリエイトができない
SNSはその性質上、「投稿を積み上げる」という事は不可能です。常に新しい情報を探し、投稿の頻度を上げ、フォロワーを増やしていかなければなりません。
サイトアフィリエイトのように、コツコツと記事を増やして、やがて「不労所得」が得られる可能性は低いと言えるでしょう。
アカウントが凍結されるリスクもある
SNSでアフィリエイトをしていて、ASPの規約違反をしたり、収入をあげるためにスパムを繰り返したために、SNS側からアカウントを凍結されるアフィリエイターも見受けられます。
結果を焦るあまり、アカウントを凍結されたら元も子もありませんので、十分にルールを守って運用しましょう。
YouTubeのメリット
文章力が不要
YouTubeアフィリエイトが他のアフィリエイトと決定的に違うのは、文章を書くのが苦手でも、なんら問題ないという事です。
動画を作成する事ができれば、文章よりも確実にユーザーに情報を伝えられます。
広告を選ぶ手間がいらない
YouTubeアフィリエイトでは、配信する動画にGoogoleが用意した広告が自動的に挿入されます。
他のアフィリエイトなら、自サイトに合った広告を選び、なおかつ提携申請をし、申請が下りたら初めて広告をサイトに掲載するという手間がいりますが、YouTubeアフィリエイトならGoogleと提携さえできれば、後は手放しで運用が可能です。
YouTubeのデメリット
頻繁な更新が必要
YouTubeは動画の再生回数が収入の「決めて」です。
もし長期間動画の投稿が滞ってしまうと、自ずと動画の再生回数も減り、ユーザーも離れていってしまいます。また、ユーザーにとって動画のコンテンツが「面白い、役に立つ」ものでなければ、いくら動画を投稿し続けても再生回数はあがっていきません。
そのため、YouTubeでアフィリエイトを継続していくためには、定期的なコンテンツの見直しも重要です。
コンテンツによっては費用が発生する事もある
今はスマホで動画の作成が可能ですが、配信するコンテンツによっては、ビデオカメラや等の機材が必要になるケースもあります。
さらに、「ハウツー」物や、商品紹介を配信するなら、元になる商品等の購入に費用が発生します。
メルマガのメリット
SEO対策が不要
メルマガは、「メルマガの受信を了承してくれた読者」に向けて配信するメディアのため、サイトアフィリエイトのように「検索エンジンからのアクセス」を気にする必要がありません。
自動化で収益をあげる事も可能
ステップメールはメルマガを、配信者が決めた順番で配信してくれる機能です。ステップメールは、何通かのメルマガを用意しておけば、読者に自動的にメールが届きます。
この中で、アフィリエイトしたい商品の紹介記事をかいておけば、大幅なアフィリエイトの効率化が可能になるでしょう。
メルマガのデメリット
先に読者を集める必要がある
メルマガを配信するために、始めにやる事は「読者を集める」事です。どんなに素晴らしい文章のメールが書けても、「読者」がいなければ、配信もかないません。
他のメディアなら「一つのページ」「一つの投稿」が、たまたま爆発的なアクセスを呼び込む可能性もありますが、メルマガだけは読者が「一人」だけでは、とても収益は見込めないでしょう。
そのため他のメディアに比べると、「メルマガアフィリエイト」は、始めの段階では、ややハードルが高いと言えるでしょう。
終わりに
アフィリエイトのメリットは、初期費用がかかる事もなく気軽に始められる事と、時間や場所に縛られない、この2点が多くあげられます。
これからアフィリエイトを始める方は、是非この記事を参考に、自分にどういったメディアが向いているか、選んでみて下さい。