法人になるには、「年収1,000万円を超えたら」という境目が一つの目安!
私は去年、租税節約のため個人事業の形から株式会社になり、法人に成り代わりました。
ネットビジネスとしては2003年から始まり、2010年になって法人になる目安となった年収が1,000万円を超えました。
この記事ではネットビジネスで起業し、株式会社を設立した私が実際に会社を起こしたために感じた事をまとめてみました。
「自分の会社を起こしたい!」そんな人たちの参考にしていただけたらと思います。
実は難しくない!?会社の設立
私が会社を設立する事になったいきさつは、節税のために自分の家の近くにある税理士事務所に相談に向かった事から始まりました。
その時は個人事業から株式会社に法人成りをするなんて、全く考えていませんでした。
ですが税理士さんと相談したところ「会社の設立は3日くらいで出来ますよ」と教えてもらいました。
節税にもなるという事だったので、確りと相談を重ねた上で会社の設立をお願いすることに決めました。
税理士さんに代わりに設立をお願いしたので、手順を追って進めていくだけだったので、手間を感じないで設立が完了しましたが、自分でするとなると登記作業などで、今回感じなかった手間がかかるのだろうと思います。
会社設立の登記については、自分でしても、行政書士さんに依頼をしても、金額的には大差が無い事が多いみたいなので、時間と手間をかけるよりも依頼をして、代わりにしてもらう方がオススメですね。
会社設立を依頼した時に、自分がしなければいけないこと
依頼をしたと言っても、全ての作業をお願い出来るわけではありません。
どうしても自分でしておかなければいけないものがあります。
しかし、全体の4割を自分がしなければいけないということはありません。
法務局で登録する会社の実印「代表印」と、市役所で登録する個人の「実印」をハンコ屋さんに作ってもらう事、私は楽天とゆうちょを利用しましたが「法人用の銀行口座」を作る事、そして会社の名前や会社の運転資金をいくらで設定しておくかを決める事、以上の事を行いました。
他には必要な書類に印鑑を押していく作業があるだけで、会社のルールブックとなる定款や、社会保険の加入などは滞りなく出来ました。
全体からすると1割あるか無いかくらいで後の9割は依頼をすれば全てやっていただけるということですね。
依頼をしてですが、実際に会社を設立して最初に体感した事は、「起業したけれど、だからと言って個人事業の時と大きな違いがない」という事です。
勝手に手間暇かけてじゃないと会社の設立は出来ないと思っていましたが、会社の設立前も後も、自分に大きな負担は全くありませんでした。
どうして会社を設立する必要があるの?
自分が起業をするなんて、当初は全く考えていませんでした。
理由としては、個人事業でいるよりも会社を経営する方が大変な事が増えると思っていたのと、会社を起こすという事に憧れや夢を持ったりする事もなかったからです。
個人事業の時は面倒だと思っていたので経費の申告をしていませんでした。
起業をしてみると、個人事業の時は節税をしているつもりでしたが、全然節税になっていなかったみたいです。
面倒な事を避けていた私でしたが、それでも起業に進んだのは、とっても大きい利点が会社を設立することにあったんです。
会社を起こすことで得る利点
個人事業から会社設立をして法人に成り代わることは、決して利点だけしかない訳ではなく欠点もあります。
ここでは、私が起業した状況でのメリットをここではお伝えしましょう。
1:個人事業時よりも大幅に節税ができる!
たくさんの経費を出せるようにギリギリまで考えて、税理士の方にも伺いながら経費になる範囲を考えて節税をできるようになりました。
しかし、税理士の方に依頼をしている為、毎月税理士報酬・決算報酬を出しているので大きな利点とはなりませんでした。
2:税金にかかわる負担が減った!
一番大きな利点となったのが「正確に記帳をする負担をなくせた」事です。
毎月会社でいう経理の人の仕事を税理士に依頼し、そのために領収書や口座の入金履歴などを税理士の方に渡すだけで私の作業は終わりです
領収書を渡せば個人事業の時に面倒だと感じた少額も、経費の中に入れて税理士の方が計算をしてくれます。
3:個人事業時よりも提携先、銀行などから信用してもらえる!
個人事業の時よりは会社である方が信用度は格段に上がります。
特に、銀行や取引先の方などからの信用は大切ですから大事な要素ですね。
4:個人事業では無かった肩書きがある!
会社を設立すると、今までは無かった代表取締役という肩書きを持つことになります。
当初は興味を持つなんて思ってもいませんでしたが、実際に役職が自分に与えられるとその肩書きが誇らしくなりました。
誰かに自分の仕事を言うときにも、個人事業よりも説明がしやすいので相手にも分かってもらえる事はとても良い利点です。
会社を起こすことで得た欠点
次に、私が起業した状態でのデメリットをお伝えしましょう。
1:少しだけでも勉強をして、税金などについて知っておく事
いくら税理士さんに依頼をしてお任せしているとは言っても、しっかりと節税をするのであれば自分だって税金についてなど知識を得るために勉強しておく必要があります。
2:会社を起こすためにお金が必要
会社の形態によって設立代金が変わるのですが、合同会社・株式会社などを作るのには定款認証の料金、登録免許税の金額、謄本代金などの費用で25万円は最低でもかかってしまいます。
会社という法人になった事でわかったこと
今回のことで私の中で一番ハッキリしたのは「所得が1,000万円を超える野であれば、起業は絶対にするべき」という事です。
取引をしっかりと帳簿に記入する作業自体が面倒だと感じている人は特にオススメです。
使えるギリギリまで経費を利用すれば金銭面で個人事業以上に節税になりますし、一番は税理士さんに依頼をすることで全部してもらえるのですから。
しかし、会社を設立するにも稼ぎが少ない状態では負担を減らせていても節税の効果を感じられないと思うので、年収1,000万円を境目にして起業するかどうかを考えた方がいいと思います。