土地の有効活用術!自動販売機設置で不労所得を実現する方法

外出先でのどが渇くと自動販売機で飲み物を買いますよね?

普段あまり意識していないのですが、自動販売機っていろんなところにあるんですよね。

遊戯施設やデパートのような人が集まるようなところはもちろん、道端を歩いていてもアパートの前や商店の軒先にも設置してあります。

自動販売機は全国で430万台以上設置されているんです。どうりで至る所で目に付くはずですよね。

実は、自動販売機を設置しているだけでも収入が得られるって知ってましたか?自動販売機ってその名の通り自動で販売をしてくれるので、所有している人は何もする必要はありません。でも、自動販売機で商品が売れると収入が入ります。これこそ皆が憧れる「不労所得」なのです。

自動販売機ビジネスは、特に何もしなくてもいいので、普段は外勤で働いていても働いている間に収入が得られるという楽なビジネスですよね。

この、自動販売機ビジネス気になりますよね?

これから詳しくご説明していきます。

自動販売機設置の基本

普段、自動販売機で飲み物を買うことはあると思います。

何気なく買っている商品もあなたが買うことで、この自動販売機の所有者にお金が入っているんです。なんだか不思議な気分ですよね。

自動販売機でビジネス?

自動販売機って、たいてい「飲み物」を想定すると思います。

でも、実は自動販売機っていろんなものを売っているんですよ。

飲み物やアイスクリーム、お菓子やたばこくらいは普段目にする自動販売機で売っていると思います。他にも、パンや雑誌、変わり種にはおでん缶やカップラーメン、ソーセージかんかを売っている自動販売機もあります。

自動販売機は自動で販売してくれるものの、お金を出して購入しており、自動販売機で売れた分の一部は、自動販売機を設置している土地の所有者や自動販売機設置者に支払われています。自動販売機を設置している土地の所有者も自動販売機設置者も販売に関して特に何もしていませんが、売れた分の収益は入ってきているのです。これが、「自動販売機ビジネス」の仕組みです。

自動販売機ビジネスは、土地活用のビジネスとして取り扱われており、日本は特に自動販売機設置台数が多いです。自動販売機は無人で販売するという観点から、治安のいい日本のような国でしか通用しないようです。

自動販売機の良さ

のどが渇いたなと思ったとき、自動販売機が近くにあるとすぐ買ってしまいますよね。

道端でのどが渇いたときは仕方ないにしても、スーパーやデパートなど食料品が置いてあるところでもつい自動販売機で買いがちです。

自動販売機で買う飲み物ってスーパーに売っているものよりも高いんですよね。でも、自動販売機で買ってしまうのには訳があります。

それは、レジに並ぶ手間が省けるからです。

スーパーの飲料コーナーに行けば、自動販売機よりも種類が多く価格も安いのに、レジに並ぶのが面倒だと感じ、すぐに欲求を満たすことのできる方法を選んでしまいます。

自動販売機のすぐ先にコンビニがあるとわかっていても、自転車に乗っていたり部屋着で出てきてしまっているときなどは自動販売機で購入してしまいます。

自動販売機は人の心理をうまく利用しているといっても過言ではありません。

日本では、自動販売機の飲料売り上げが45%だという調査結果も出ています。 

○○には自動販売機

集合住宅には自動販売機、コインパークには自動販売機といった、土地の有効活用を利用したビジネスを上手く組み合わせて自動販売機を設置すると、売り上げも期待できます。

集合住宅には人が密集しているので、自動販売機の利用者を見込めますし、コインパークでは両替として自動販売機を利用している人を見かけます。

他にも、コインランドリーやトランクルームも併用できそうですよね。

自動販売機って買うの?

自動販売機を自分で所有して設置するには、自動販売機自体が必要ですよね?

自動販売機の本体が必要です。自動販売機本体は、新品で約70万円、中古で約30万円です。寿命は10年くらいといわれているので毎年3万円~7万円くらいの経費が掛かっているということになります。

また、自動販売機を設置するにあたって、必要なのが電気です。自動販売機で使用する電気代は月に約4000円かかります。自動販売機本体と併せて毎月約1万円の経費が掛かると考えておけばいいでしょう。

自動販売機は、購入だけでなく、月々のリースも可能です。リースであれば毎月約1万円を上限に支払いが必要になります。

自動販売機はどうやって運営するの?

自動販売機を使ったビジネスの方法は2つ、

①フルオペレーション

②セミオペレーション

があります。

それぞれについて、詳しくご説明してきます。

土地のみを貸す「フルオペレーション」

自分が所有している空いた土地があったり、自分の居住スペースの隙間などを貸すことで自動販売機ビジネスの収入を得ることをフルオペレーションといいます。

土地は貸すけれど、その他のことには一切関与しません。

自動販売機の設置や売り上げの管理、メンテナンスや空き缶ペットボトルの処理などはすべてオペレーターといわれる運営管理会社が行います。

土地の所有者として、月々の自動販売機にかかる電気代は負担しますが、その他は何もしませんし、自動販売機を購入またはリースする必要もありません。

フルオペレーションで得られる収入は、商品が売れた1本につき価格の20%程度となります。

自分の所有する空き土地の活用をしたい人には、とてもいい方法です。

ただ、実際に自動販売機を設置できるかは、オペレーターの調査により収益が見込めた場合という条件付きとなります。

すべてを担うセミオペレーション

フルオペレーションは土地だけを提供する方法ですが、自動販売機の設置から運営管理まですべてを行う方法をセミオペレーションといいます。

セミオペレーションでは、先ほど説明した自動販売機の購入またはリースから商品の調達、補充や売り上げ管理、メンテナンス等も全て自分で行います。

フルオペレーションに比べると収入金額は大きくなりますがパーセントではなく、1本の仕入れ値から販売値の差額が収益となります。

飲料でいうと、50円で仕入れたものを自動販売機で100円で販売して売れたら50円の利益といった感じです。

自分で管理する分、負担やリスクも増えますが、売れると利益が大きいのも特徴です。

自動販売機で得られる収益を計算してみよう

実際具体例として、収益を計算してみましょう。

150円で仕入れた飲み物を120円で販売し、1ヵ月で500本売れたという想定で収益を計算してみます。

フルオペレーションで得られる利益

120円(販売価格)×500本(売れた本数)×20%(利益)-4000円(電気代)=8000

フルオペレーションでは月に8000円の利益が出ました。

セミオペレーションで得られる利益(自動販売機はリースで1万円)

{120円(販売価格)-50円(仕入れ価格)}×500本(売れた本数)-10000円(自動販売機本体)-4000円(電気代)=21000

セミオペレーションでは、21000円の利益が出ました。

一見、セミオペレーションの方が収益が高いので魅力がありますが、運営まですべて自分の責任の下に行うという手間を考えると、フルオペレーションでも十分な不労所得になることでしょう。