働き方が多様化している現代、今はただ会社に通い仕事をする以外にも、リモートワークをしている人もいますし、不労所得で儲けている方もいます。
不労所得というと株やFXを思い浮かべますが、それ以外にも権利収入という不労所得を得る方法があるのです。
権利収入という言葉を聞いたことがある方もいるかと思いますが、現在、権利収入はビジネスとして注目されています。
そこで、権利収入にはどのようなビジネスがあるのか、また権利収入とは何か?ここで紹介します。
権利収入は不労所得
権利収入とはどういうことかというと、体を動かして働くことなく得られる収入です。
株もFXもどこかにいって何かの労働をするわけではなく収入を得ることができますね。
それと同じように、例えば土地を所有していることで得ることができる収入などが、権利収入に当たります。
現代では少しずつ不労所得で収入を得ている人が増加しているようですが、それでもまだ権利収入によって収入を得ているという人は多くないのが現実です。
不労所得というと働かずしてお金を得られるのですから、魅力ある収入源だと感じます。
ただ、まったく知識がないまま、やみくもに手を出せる方法とは言えません。
権利収入などの不労所得を得る方法は、知識を得ることが必要ですし、時には費用を投じる必要も出てきます。
・権利収入という言葉を世に出した本を読んでみてほしい
不労所得の中でも権利収入という言葉を世に出したのは、ロバート・キヨサキという方だといわれています。
この方の1997年初版の著書「金持ち父さん 貧乏父さん」という本から出た言葉なのです。
初版からすでに20年以上もの月日が経過していますが、現在も権利収入のレクチャー本として人気があります。
この本の中に金持ちは資産を手に入れるけれど、中流以下と呼ばれる人たちは負債を手に入れることでそれを資産だと思い込むと書かれているのですが、どういうことかわかりますか?
家や土地、マンションなど、自分が所有している価値あるものを「資産」といいますが、家やマンションなどは所有していることで固定資産税がかかります。
またマンションや家などは経年劣化を避けられないため、メンテナンスの費用だってかかるのです。
そのため、ロバート・キヨサキさんは、これらのことを資産ではなく負債だとしています。
ではロバート・キヨサキさんは何を資産としているのか?というと、「自分が所有していることでお金が生まれるもの」です。
つまり権利収入、不労所得を得るためには自分が持つことでお金が生まれるものを購入することも必要だし、何かをお金を生み出すものを作り出すことが重要と伝えています。
権利収入がよくわかる動画もおすすめ
権利収入のことを理解しやすい例え話を動画で見ることができるので、こちらもおすすめです。
「パブロとブルーノの物語」というのですが、こちらアニメ動画で見ることができます。
「Pablo&Bruno」(9分43秒)
パブロとブルーノは田舎で暮らす親友同士。
田舎の暮らしを豊かにしたいと夢を持つ二人はあるチャンスを手にします。
山の奥にある泉の水をふもとの村まで運ぶ雇用のチャンスがあったのです。
水を運べば運ぶだけ報酬を得られるということを聞いてパブロとブルーノは仕事を始めます。
バケツを手に泉とふもとの村を何度も何度も往復し夕方には報酬をもらい、二人はがむしゃらに働きました。
ブルーノは田舎の暮らしを豊かにという志を持ち、この仕事によって自分の生活がずっと良くなると信じています。
水をもっとたくさん運べば、さらに給料がよくなって牛を飼ったり、家を購入したり・・自分が描いていた夢を現実にできると頑張ったのです。
もっとたくさんの水を運ぶためにブルーノは大きなバケツを使って一度に運べる水の量も、泉からふもとの村まで通う回数も増やしました。
パブロの方も同じように、田舎の暮らしを豊かにしたいと夢を持っていましたが、山奥の泉からふもとの村まで「バケツで水を運ぶ」という労働に疲れ切ってしまいます。
「もっと効率よく、もっとたくさんの報酬を得ることはできないのか?」と考えた結果、パブロは泉からふもとの村まで管をつなぎ、管内に水を流して運ぶ手段を実行します。
パブロは同じ志を持つブルーノに一緒にパイプラインを作ろうと持ち掛けますが断られてしまいました。
ここで見えてくるのは同じ方向性を持っていても、考え方の違いで業務の方法や手段が変わってくるという点です。
日々必死に働くことで夕方には報酬をもらえることに喜びを感じているブルーノ。
パイプラインを作るためには資材も必要だし時間もかかるけれど、効率よく今よりもずっとたくさんの水を運べると、もっと先を見据えた考えを持つパブロ。
パブロは昼にバケツでの水運びを行い、夜や休日にパイプラインを作ります。
普通に働けば夕方には報酬を得られるのに、それを牛でも家でもなく、なんだかわからないものを作る費用に充てている・・・とブルーノも村人も冷ややかです。
ブルーノはバケツでの水運びが上達し、以前よりも高い報酬を得ていました。
そのうち、牛も家も手に入れることができ、余裕ができたことで酒場にだって行くことができます。
ここまでを見れば毎日必死に働き生活に余裕を持っているブルーノの方が成功者?と感じますが、ブルーノの体は過酷な水運びで疲労が取れず、だんだんと体にも支障をきたすようになっていきます。
長い年月が経ちようやく泉からふもとの村までのパイプラインがつながり、ふもとの村の人たちはバケツで水を運ばなくとも、いつでも新鮮な水を得ることができるようになったのです。
体を動かす必要はなく、水は勝手にパイプラインを流れていき、パブロの報酬は大きくなりました。
村人やブルーノに笑われても未来を見据えた行動と投資で、見事パブロは夢をかなえたのです。
ブルーノの考え「今欲しいものを今手に入れる」と、パブロの「どうしたら楽に報酬アップができるだろう」という考えの違いは、最終的に楽して儲けることへの違いとなりました。
権利収入を得るためにはパブロになるべき
権利収入を得るためにはパブロとブルーノとどちらの考え方を支持すればいいのか、それは「パブロ」です。
ブルーノはバケツで水を運ぶという体を動かしてお金を稼ぐ手段を選択しました。
パブロはパイプラインを引くことによって、その後、体を動かさなくてもお金を得ることができる、つまり「お金を生み出す方法」を選択したのです。
ブルーノの働き方を否定するわけではなく、権利収入という不労所得を考える場合には、パブロの選択こそ、不労所得を得る方法となっています。
実は先ほど紹介した、ロバート・キヨサキさんの本でも触れられています。
ロバート・キヨサキさんの本は内容を見るべき
不労所得、権利報酬について書かれた本が売れ続けていることで、ロバート・キヨサキさん自体、権利収入を得ることになったわけですが、本の内容としては評価されていても、著者のイメージはあまりよくないようです。
不労所得を得たい、権利収入がほしいと思っている人が読む本として内容はいいのですが、この本を書いている時、著者はビジネスに失敗した状態でした。
つまり、貧乏な状態で書いていたわけで、本に書かれているように成功者としての自分ではなかったわけです。
自分は成功者として書かれていること、またノンフィクション的な書かれ方がしていることから、読む人によっては騙された気分になってしまったといいます。
しかしノンフィクション的に書かれていようが、これがフィクションであろうが、書かれている内容に目を向けてほしいのです。
ロバート・キヨサキさんの本では、ロバート・マイク・ロバートの父・マイクの父が出てきます。
ロバートの父が貧乏父さんで、マイクの父が金持ち父さんです。
簡単にストーリーを紹介すると、ロバートとマイクは成功者であるマイクの父、金持ち父さんに指導を受け、お金のことに関しては二人とも金持ち父さんを信頼し、最終的にロバートもマイクも成功者、つまり金持ちになります。
金持ち父さんはより金持ちになり、ロバートの父、貧乏父さんはさらに貧乏になっていくということが書かれています。
不労所得、権利所得がほしい人によく読んでほしいのが、金持ち父さん、マイクの父の指導です。
本は売れに売れて、金持ち父さんの教えについて書かれた本はその後も出版されます。
シリーズの第二弾では、金持ち父さんの「お金を稼ぐ考え方」が紹介されており、その概念なども分かりやすいため、こちらもヒットしました。
その本が、「キャッシュフロー・クワドラント」です。
キャッシュフロー・クワドラントはどんな本?
キャッシュフロー・クワドラントでは、お金の稼ぎ方について4つに分けて紹介しています。
キャッシュフローとは何か?というとお金の流れのことで、クワドラントというのは4等分を指します。
図にすると正方形を四分割し、左上が従業員「Employee」の「E」、右上がビジネスオーナー「BusinessOwner」の「B」、左下が自営業者「Self-employed」の「S」、右下が投資家「Investor」の「I」で表します。
ロバート・キヨサキは世の中すべての人の働き方は、この正方形の図のいずれかに当てはまると伝えています。
「Employee:従業員の働き方」
雇用されてお給料をもらっている方はここに属します。
正社員でもアルバイトでも、雇用形態に関係なくお給料をもらっている方は「R」です。
パブロとブルーノの物語で行けば、雇われて水運びをしていたパブロもRです。
「Self-employed:自営業者の働き方」
フリーランスや中小企業の経営を行っている方、専門職や技術職で独立して個人で報酬を得ている方は自営業者です。
技術を持っていたり、何かしら資格を取得していることで個人で働くことができるため、雇用されて働く人よりも高級となることが多い働き方といえます。
例えば、個人病院の院長、弁護士事務所の弁護士、作家さんなどもここに属します。
「Business Owner:ビジネスオーナーの働き方」
従業員を雇用しある程度の規模で会社経営などを行っている人はここに属します。
自分ではなく他の人が自分に変わって働いてくれる中で報酬を得ている方です。
パブロとブルーノの物語に当てはめてみると、パブロは元々水運びをしていたので、従業員の働き方「R」に属していましたが、パイプラインを作り、人を雇用した時点でビジネスオーナー「B」に変化しました。
世の中には1%くらい、ビジネスオーナーとして成功している人がいるといわれています。
「Investor 投資家の働き方」
お金を投資することでお金を生み出す働き方、つまりお金が自分の代わりとなって働いてくれると考えることができます。
株取引をしている方や、マンションなどの賃貸料で生活している方はここに属します。
これら4つの分類の中でどこに属していれば「金持ち父さん」となれるのか、というと、「B」のビジネスオーナーか「I」の投資家、正方形の右側に属している事が求められるのです。
正方形の左側に属す人の働き方はどんな特徴が?
正方形の左側、つまり金持ち父さんではない働き方の特徴は、以下のようなものです。
- 自分が労働することで報酬が入る
- 自分が労働しなければ報酬がなくなる
- 収入が増えると自分の時間が少なくなる
- 産業時代と同じ働き方
正方形の右側に属す人の働き方はどんな特徴が?
正方形の右側、いわゆる成功者となる人の働き方は以下のようなものです。
- 自分ではなく他の人が働くことで報酬が入る
- 自分が働かなくても報酬が止まらない
- 収入が増えれば自由時間も増えていく
- 現代・つまり情報化時代に沿った働き方
産業自体の働き方と情報化時代の働き方
金持ち父さんになれない正方形の左側に属す働き方、産業時代の働き方は、常に身を粉にして働き、働いた活動によってこそ報酬を得られるという働き方です。
こうした働き方が一般的な中で暮らしてきた私たちに働かずとも報酬が入る「不労所得」「権利収入」といってもピンと来ないのも当然でしょう。
働くからこそお金が入る、働かずしてお金が入るなんてことがあるのか?と疑問を持ってしまうのです。
親からも学校からも、働くことがお金を得ることだと指導されてきた私たちは、キャッシュフロー・クワドラントの左に入ることが正しいのだと教えられてきました。
労働者になる事、必死に働くことが美しく生きることだと教えられてきたのですから、労働の対価として報酬をもらうこと以外、信頼できないのも分かります。
お金は働いてこそ「いただけるもの」であって、黙っていてお金が入るなんてありえない事だと思い込んでいます。
しかしそうではなく、お金は「生み出す」というもう一つの顔があることを知ってほしいのです。
もちろん、体を動かし労働してこそ生きている意味があると考えている人、今の生活に十分満足している人は特にこうしたことを考える必要はありません。
しかし現状を変えたい、少しでも時間とお金にゆとりある生活をしたいと思うのなら、キャッシュフロー・クワドラントから得られることは多いと思います。
原状の暮らしをいい方向に変えていきたいのなら、職を変えるのではなく、キャッシュフロー・クワドラントの左側から脱し、右に入ることができる働き方にスイッチする必要があるのです。
不労所得となる権利収入を得るいくつかの方法
不労所得となる権利収入によって、生活を変えたいと思うなら、まずはその方法を知るべきです。
パブロとブルーノの物語では従業員だったパブロが休日や夜間、自分の時間を利用してパイプラインを作り、それによって労働から解放され、クワドラントの右側に行くことができました。
つまりパブロはサラリーマンの段階でパイプラインを作るという副業を行い、それによって何かを行おうとしている現代の人の姿と同じです。
しかしパイプラインを作るのと同じように、クワドラントの右に行ける方法が、現代にあるのでしょうか。
クワドラントの右のパブロの位置はビジネスオーナーの位置です。
パブロはパイプラインづくりに成功しましたが、現代、同じように起業して成功できる人が何人いるか?そこが問題です。
新しい事業を始めるのは大変なことですし、出来たとしても失敗する可能性だってあります。
そこで考えてほしいのが同じ右の位置でも、投資家の位置です。
ただ投資家といっても株式投資などは始めるに当たり、ある程度のお金が必要となります。
それに株式投資について知識も必要となりますし、大儲けするまでには時間もかかるでしょう。
深い知識をもったとしても、時に株は予想外の値動きを見せることがあり、大損失につながる事だってあります。
小さい元手で大きく儲けるというのは、株式投資の中で難しい事なのです。
特に株の売買で年収にして500万くらい継続的に稼ぎ続ける・・・といった人は一握りといえます。
投資家として成功している方は元々、資産を有している人がほとんどといわれています。
例えば、投資家「ウォーレン・バフェット」さんの実績を見てみましょう。
アメリカの株式投資をしている方の中で、トップをとるほどの方です。
50年間、投資のみで20%以上の収益を出し続けました。
20%以上の収益を出すために必要な元手はどのくらいかかるのか?というと、なんと2,000万以上の費用が必要です。
ウォーレン・バフェットさんは元々こうした資金をもち、また稼ぎを全部生活に回しているのではなく、投資に費やし資産を形成していました。
元手があったからこそできたことで、ごく一般的なサラリーマンがこのやり方で成功するのは非現実的なことです。
ごく一般的な経済状態の人は権利収入を得られないのか?
では大きな元手なしに権利収入を得る方法を考えてみます。
それは電子書籍です。
電子書籍を出版するにしても費用がかかるのでは?と思いますよね。
でもキンドルダイレクトバブリッシングというサイトで作れば0円で電子書籍を出版できます。
0円で電子書籍を出版できるなんて素敵なことですが、今このサイトを見ている人の多くが、この事実を知らないのではないでしょうか。
現代は実際の本ではなく電子書籍で気軽に本を読む方が多くなっています。
電子書籍はこれから先、今以上に市場がのびていくといわれていますが、この魅力的な権利収入を得る方法に、あなたも気軽にチャレンジできるのです。
0円で出版した電子書籍をAmazonに出版することで、宣伝は自動的にAmazonがしてくれますし、そこで電子書籍が売れれば、労働して収入を得るのではなく、キャッシュフロー・クワドラントの右側の働き方、印税をもらう権利収入を得る方法に成功するということになります。
Amazonはパソコンとスマホの重複ではなくトータルデジタルにおいて、利用者数は5,000万人以上です。
イコール、Amazonに出版すれば勝手に5,000万人にアプローチしてくれるということになります。
こうした印税でえられる収入はどのくらいなのか、実はご存知の方は少ないです。
2割、3割くらいかな?と考える人が多いのですが、実際には7割もの収入が得られるといわれています。
電子書籍といえばKindleが有名ですが、こちらに電子書籍を出版することで最大7割の印税が得られます。
紙の書籍で800円の本が100冊売れた場合、印税は0.7割程度ですから、大体5,600円程度の収入です。
しかしKindleに電子書籍として100冊売れたら7割ですから、56,000円の権利収入となるのですから、違いが大きいということがわかります。
さらにもう1つ、Kimdleと独占契約を結べば、読まれたページ数に対しての収入も入ってきます。
この報酬は1ページ当たり0.5円ですからこれも大きな権利収入です。
電子書籍で1日に20,000ページ読まれれば、ページ収入だけでも10,000円の権利収入が入ってくるのです。
紙の書籍の場合、増刷されない限り売切れたら収入が途絶えますが、電子書籍は基本的に売り切れがないため、恒久的な資産として利用できることになります。
電子書籍に広告URLを埋込、自分が運営するメルマガ、サイトなどに誘導することで、そこでも権利収入を得る方法を考えることができるでしょう。
サラリーマンだって気軽にできる最高の副業
電子書籍を利用した権利収入は、副業をする時間がないサラリーマンにとっても魅力です。
土日等の休日にコツコツ書き上げ、電子書籍として出版することで数か月たてば何らかのアクションがあるでしょう。
サービス業などにお勤めの方は、コロナの影響を受け、生活に困窮するような事態となっている方も少なくありません。
電子書籍ならお金をかけずに副業することができ、うまく利用することで大きな権利収入を得る方法として利用できるのです。
電子書籍以外の主な権利収入ビジネス
電子書籍のほかにも、株式配当金などの権利収入もあります。
株を持っている方に対し、企業は年に1度株主総会の議決で利益の一部を配当しますし、配当以外にも無料で利用できる関連サービスのチケットなどもらうことも可能です。
また自動販売機の設置も権利収入の一種です。
自動販売機を設置する場合、自分で販売機を購入し設置する方法もありますが、0円で権利収入を得る方法は、メーカーから依頼を受けて設置する方法が権利収入を得る方法となります。
人通りが多い通りに面した家の方は、自動販売機を複数設置し、権利収入を賢く得ています。
・権利収入のメリットとデメリットを知っておこう
不労所得となる権利収入を得る方法についてはメリットだらけ?と思いがちですが、メリットがあればデメリットもあります。
メリット、デメリットをよく理解して、権利収入を得る方法を考えましょう。
不労所得となる権利収入を得るメリットとは
第一のメリットは働くことなくして、一度儲ける仕組みを作ってしまえば継続的に権利収入を得られるという点でしょう。
例えば電子書籍で権利収入を得る仕組みを作り、その後、病気で入院したとしても、またケガを負って働けない状態でも、電子書籍が読まれていれば自動的に権利収入が入ってきます。
権利収入は基本的に不労所得となりますので、自分が働くことなく収入を得られます。
遊んでいようが、どこか旅行に行っていようが、収入があるのですから、自分が好きなように生活できるということもメリットです。
サラリーマンとして働いている方も、権利収入を貯めて老後に備えることで、人より早く退職し自由な老後を楽しむこともできるでしょう。
不労所得となる権利収入を得るデメリット
権利収入を得る仕組みを作ってから、ある程度の時間が必要という点がデメリットです。
電子書籍を出版しても魅力がないため読み手がいないとなれば収入は入ってきません。
時間をかけてコツコツと書いても、それが無駄になる・・ということもあるのです。
つまり、努力しても失敗するかもしれないギャンブル性があるという点に注意しなければなりません。
また人が読んでくれる魅力ある電子書籍とするためには、深い知識を身につけなければなりません。
その知識は勉強以外、資格や保険といった専門的なことや、マンガや恋愛、結婚などにしても同じです。
読む人がこの情報こそ欲しかったと思える内容や、面白いと感じられる内容が必要となるため、勉強は必須となります。
電子書籍以外についても、株の運用で権利収入を得るのなら、株の深い知識が必要ですし、株の値動きを見る時間も必要です。
始めるまで、また収入を得るまでに時間がかかり、時間をかけてもそれが成功するとは限らないのが権利収入のデメリットです。
権利収入を得る前に…知っておきたい注意点
権利収入を得るために頑張るぞ!ことを起こす前に、注意点も理解しておくべきでしょう。
せっかく収入を得られるようになったのに、それがマイナスの出来事になってしまっては困ります。
権利収入は副業?
不労所得となる権利収入も、お金が入ってくること行為となることは間違いないことで、副業といえる行為です。
そのため、副業を禁止している企業にお勤めの場合、会社にばれたら困るという方もいるでしょう。
ただし・・・法的にいえば、副業を禁止すること自体、企業は出来ないはずなんです。
憲法第22条には職業の選択の自由がうたわれており、副業を禁止することはこれに反する事になります。
また近頃は、本業に支障がないようであれば副業を認めるという企業も多くなっており、法的にペナルティを受けることは少ないでしょう。
しかし同じところで働く人たちに副業がばれた場合、禁止されているのに・・・と反感を買うこともあるでしょうし、トラブルに発展することもあります。
そのため、今自分が権利収入を得ても、生活の中で支障がないか、よく考えてみるべきです。
ちなみに就業規則に副業はいずれも禁止すると書かれていれば、完全なる副業禁止となりますが、「他の会社の業務にかかわらないように」的な書き方をしている場合、権利収入を得る方法が、禁止される副業にあたるとは思えません。
権利収入によって住民税が上がってしまい会社から指摘されても、以前買った株が意外に上がって・・・といって事なきを得たという話も聞きます。
こうしたことを総合すると、不労所得となる権利収入があったとしても、本業に支障をきたすことがない限り、大きな問題となることは少ないといえるでしょう。
※公務員は確実に副業できません。
権利収入を得たいなら、公務員を退職して行うか、転職して副業することを考えましょう。
権利収入と確定申告について
サラリーマンの方は年末、生命保険などの証明書を会社に提出し、年末調整を行います。
本業以外、収入がない場合にはこの年末調整のみでいいのですが、本業以外に副業をされている方は例年2月16日から3月15日まで行われている確定申告を行う事が必要です。
副業されている方以外も、個人で報酬を得ている方、自営業の方などは確定申告を行っていると思います。
基本的に、権利収入を得ている方については、確定申告が必要と考えておく方が安心です。
権利収入、つまり不労所得であっても年金や保険による所得についてなど、確定申告から除外されるものもありますが、権利収入がある方は確定申告の必要があるとして準備をしておきましょう。
また、宝くじやギャンブルで多額のお金を得たという場合、確定申告が必要かどうか知っておくべきです。
宝くじは非課税となっていますが、競輪や競馬などギャンブルでの報酬については、非課税とはなりません。
競馬、競艇、競輪といったギャンブルで得たお金は、「課税対象」となるため注意が必要です。
※確定申告の必要があるのは、年間収入が20万以上の場合です。
年間収入が20万円以下の場合、非課税となるため、確定申告は不要となります。
電子書籍義以外で初心者でも可能な権利収入は?
電子書籍は株式投資などとは違い初心者の方でも利用できる権利報酬となりますが、電子書籍以外で、初心者の方にも利用できる権利報酬にはどのようなものがあるでしょう。
まずはブログです。
○ブログで稼ぐ
ブログのアクセス数が多ければ、アクセス数に応じた収入が入ります。
継続的に安定したアクセス数が得られれば、日々、収入を得ることができるでしょう。
ただしこの方法にも時間をかけてブログを育てることが必要です。
SEOに強いブログにするためにはある程度の時間が必要ですし、セールスライティングを身に着けなければなりません。
芸能人などはブログを始めたらすぐ、集客する事ができますが、一般の方は魅力あるブログにすることが重要となります。
○アフィリエイトサイトを運営する
アフィリエイトは自分が運営するホームページに広告などを設置し、サイトを訪れた人が広告をクリックする、またその広告によって何か契約をしたり、商品を購入することで収入を得ます。
ブログはアクセス数を増やすことでそれが収入につながりますが、アフィリエイトは広告をクリックし契約したり、商品の購入がない限り収入を得られません。
ブログでアクセス数を稼ぐよりも、サイトの広告をクリックしてもらう方がハードルも高いため、商品の選択が重要となります。
人気の商品を選ぶことと、その商品について紹介分など、魅力的なライティングができるかどうかも問題です。
ただ、商品を売るためだけの文章なんだ・・・とわかると集客が見込めないことが多いため、魅力あるページを作ることができ、なおかつ、商品を紹介するテクニックが必要となります。
権利収入を得る方法としては、ちょっとレベルの高い方法でしょう。
○大きな買い物になるけれど不動産投資も権利収入となる
居間サラリーマンやOLさん、また退職された方々などに人気のある権利収入として、不動産投資があります。
マンションや一戸建てなどを人に貸出、家賃収入として権利収入を得る方法です。
初心者の方が手を出しやすい方法としては、ワンルームへの投資がありますが、ワンルームなので大きな権利収入とはなりにくく、もっとしっかり収入を得たい場合には、マンションを一棟買いするなど、まとまった資金も必要となります。
初期投資できる人はかなり魅力的な権利収入の方法となりますが、不動産投資の場合も、知識を持って行う事が大切です。
例えば田舎のマンションが安いからと一棟買いしたとしても、借りてくれる人がいなければ収入は見込めません。
都市部であってもアクセスしにくい場合や、駅から遠い、また周辺に商業施設などがなく車での移動が必須等の悪条件となると、借りてくれる人が少なくなります。
マンションなどを賃貸する場合には、メンテナンスなどの管理についても考える必要があり、借りたいと思う魅力的な物件であればいいのですが、魅力がない物件となると管理する費用ばかりかかり、収入を得ることが難しいのです。
○動画で権利収入を得る
小学生に将来何になりたい?と聞くと、ユーチューバーと答える時代です。
確かに、面白い動画をyoutubeにアップし、人気となればかなりの権利収入となります。
youtubeの場合は、動画内に埋め込まれた広告によって収益がえられます。
動画に埋め込む広告は1再生、0.5円から1円くらいといわれていますから、再生回数が多ければ多いほど権利収入を得ることができるわけです。
企業案件などを受注したいと考えている方は、ほとんどがyoutubeに特化した事務所などに所属し、そこで広告を受けて動画をアップしています。
事務所が広告をとってきてくれるため、安定した収入が得られることもありますが、現在は人気ユーチューバーも数が多くなり、これから人気を得るのは大変でしょう。
広告を埋込みユーチューバーとして大きく儲けているのはほんの一部、成功するのは非常に難しい道と考えるのが一般的です。
特技を持っている人やユニークな考えを形にできる人、また歌が得意だったり、人の目を引く何かができる人は、動画で権利収入を得て成功する可能性もあると思います。
○セールスコピーで権利収入を得ることもできる
セールスライティングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
商材について紹介したり、企業や商品を紹介する文章を書きます。
単価性で報酬を得るのが一般的ですが、中にはセールスライティングによって売れた商品の金額に応じ、その一部を権利収入としてもらえる場合もあります。
こうした案件を継続的に受けることができれば、安定した権利収入につながることになりますが、セールスライティングも知識と技術が必要となるため勉強が必須です。
文章の高度なスキルを持っていないと、継続的な権利収入とはなりませんので、いつか本業として成り立たせる・・・くらいの気持ちを持って取り組む方がいいでしょう。
権利収入を得るビジネスとは?
権利収入を得るためには時間がかかったり勉強が必要だったり・・ハードルが高いことも多くなります。
権利収入を得るにはある程度の時間をかけることが必要となることを頭に置いておくべきなのです。
一見、ネットビジネスなどで成功している人は、努力もなく時間もかけることなく儲けているように見えます。
しかし電子書籍であっても、youtubeに動画をアップするにしても、また株式投資を行う投資家でも、必ず勉強するなど知識を得たり、閲覧回数が多くなるまで時間をかけているのです。
パブロとブルーノの物語の中で、ブルーノはバケツを大きくすることやなるべく多くの回数で沢山の報酬を得られるように努力しました。
しかしそれはただ働く強度が大きくなっただけで、働き方が変わったわけではありません。
実際に、一般的な働き方と不労報酬となる権利収入の働き方を比較してみると、ビジネスとして継続的な収入を得るまでの時間の違いがはっきりします。
報酬を得ることを考える時、私たち日本人は特に終身雇用や年功序列が生きるサラリーマン様な働き方を思い浮かべます。
このイメージは小さい頃から植え付けられたもので、身を粉にして働くことで収入を得られるという昔ながらの考え方です。
働けば働くほど収入を得ることができますし、経験年数が高くなるほど、時間単価や給料がアップしていく仕組みがあります。
しかしネットビジネスのような権利収入を得る働き方では、どのようにして商品を広めていくか、どんな風にサイトを展開していくかによって、時間をかけて報酬が上に向かっていくような仕組みです。
始まりの収入こそ、一般的な働き方と比較して小さなものですが、時間をかけて一定の時間が経過すると、爆発的な収入につながるタイミングが訪れます。
個人が発する広告は小さなものですが、それが魅力あるサイトなら閲覧する人も多くなり、人から人へサイトが知られるようになり、一人ではなしえない閲覧数が実現するのです。
つまり、個人が行ったことがその人の手を離れ他の人によって勝手に広がっていく、そんな仕組みを持っています。
スポーツの世界でも個の力はそれ程高くなくても、数人の力が重なり合いそれが勝利に結びついていくことがよくあります。
たった一人実力がある人がいるチームよりも、同じくらいの力を持っている人が複数いるチームの方が強いということによく似ています。
流通の連鎖がたされていくのではなく、掛け算的に膨らんでいくことで大きな収入に結びつくのです。
こうした仕組みを理解し、実行することで継続的な権利収入に結び付きます。
パブロとブルーノの物語と重ねていけば、パブロが時間をかけてライフラインを作ろうと決心し実行に移したこととよく似ています。
株やFXの投資ではレバレッジという言葉を使いますが、レバレッジというのは、てこの原理という意味です。
原理を考えると、ネットビジネスによる権利収入はてこの原理によく似ているといわれます。
またネットビジネスを起業し仕組みを作りだし、あるタイミングで収入が爆発的に伸びていく様は、飛行機が飛び立っていく曲線と似ているともいわれます。
飛行機を動かすには沢山の燃料と大きなエンジンが必要となりますが、それを利用して飛行機が動き出してしまえば一気に加速し、地上から飛び立っていきますね。
機体が滑走路から離れてふわっと離陸する瞬間こそ、ネットビジネスで訪れる収入が一気に増えていく状態です。
一旦離陸してしまえば飛行行は大きなエネルギーを必要とせず、スーッと空中を飛んでいきます。
ネットビジネスも最初のうちは労力と時間、エネルギーが必要となりますが、仕組みが起動しシステムが上手く動き始めれば、飛行機のふわっという瞬間が訪れその後楽になるわけです。
まとめ
権利収入を得るというのは、それほど簡単ではなく、やり方によっては時間がかかることも多いです。
しかし最初に時間をかけることや、仕組みを理解する事など、権利収入を得る方法を理解することで、権利収入を得ることが夢ではないことも理解できると思います。
最初に大きなエネルギーを使っても、その後、楽になる瞬間が来る、そしてそれが継続できれば理想的な権利収入につながるでしょう。
人によって向き不向きがありますし、権利収入を得る方法もいくつか存在します。
これから権利収入を得たいと思っている方は、まず、どのような方法で権利収入を得ていくかしっかり考え、ある程度時間をかけて仕組みを作ることが重要です。
システムがしっかりしていれば、きっとあなたにも飛行機が離陸するふわっという瞬間が訪れ、その後、大空を気持ちよく飛ぶ飛行機のように、自由で気持ちのいい生活を送ることができるでしょう。