高校生や大学生でもできるデータ入力のバイトの探し方

データ入力のアルバイトは、簡単でなおかつ誰にでもできるので、学生のアルバイトとしても人気です。また、日本最大のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」などを利用しながら、在宅で好きな時間に作業ができるのも魅力の一つです。

副業サイトを利用していると「データ入力」のお仕事がたくさん出てきますが、これはどのような作業なのでしょうか。詳しく説明していきます。

「データ入力」とは

「データ入力」とは、簡単に言うと「相手から指定された文字や数字を打ち込んでいく」お仕事です。

初心者の方向けですが、ただタイピングスキルがあればいいというものではありません。

仕事内容として以下のようなものが挙げられます。

①手書きの顧客データを打ち込む

→依頼元が持っている手書きのデータをエクセル、ないしワードに打ち込んでいく作業になります。

ですので、エクセルもしくはワードの使い方を習得している必要があります。

②売上などを計算して表にする

→依頼元から提示される売上表をエクセルに書き込む作業です。

ただ、エクセルに数字を入れていくのではなく、計算式を使う作業になりますのでエクセル内での四則計算の仕方や、計算式を挿入する方法を知っておく必要があります。

③情報を収集しリスト化する

→依頼元より指定のあった情報を、自分で検索エンジンを使い調べます。

そのうえで調べたことをエクセル、もしくはワードに打ち込んでいく作業です。

自分でヤフーやグーグルなどを使って調べるので、検索方法を知っておく必要がありますし、その情報をうまく文字としてまとめる方法を学んでおく必要があります。

「データ入力」をするうえで、ワード、エクセルはもちろんのこと、自分の作成したものを共有するものとして「Google スプレッドシート」があります。

これは、エクセルに似ているので、覚えておくと仕事がしやすいかと思います。

データ入力をする上での注意点

データ入力をするうえで注意しておきたいのが、「ミスはできない」という点です。

もちろん、他の仕事もそうですが特にデータ入力は単純作業であるがゆえに1つの打ち間違いが大きな損失につながること可能性があります。

もし、ミスが見つかった場合は、今後その仕事を任せてもらえなくなってしまいます。集中力とダブルチェックをする癖をもっておきましょう。

また、依頼元からもらう紙ベースの情報をデータ化したり、顧客情報などの個人情報を取り扱ったりすることもあるので注意です。

 

データ入力を仕事にする

データ入力を仕事にする場合は、主に以下のような方法があります。

①データ入力会社で働く

→企業に出社して働くことになりますので、もちろん伝票整理や電話対応、雑務などの業務があります。

特にコールセンターはデータ入力と電話対応を同時に行うので、このようなことが苦手な人は難しいかもしれません。

データ入力のみの業務を募集している企業もありますが、東京や大阪などの都心にしかないようで求人数もかなり少なめです。

求人サイトでデータ入力の求人を探す場合は、業務内容をよく確認してください。

②クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを利用する

→在宅、もしくはすき間時間を使って作業ができます。また、個人情報を扱うことはまずないので安心です。

データ入力のアルバイト求人を見ると、年齢制限がありほとんどが18歳以上となっています。

つまり、高校生は難しいですが大学生は可のようです。

アルバイト時間は1日8時間程度、9時から18時で募集がかけられていることが多いので、大学生であっても学校がお休みの日に行くしかありません。

企業によっては土日休みの場合もあるので、週1から週2回の勤務が限界かと思います。「高時給で楽そうだからやってみたけれど、思いの他稼げない」という意見も実際に聞こえてきています。

では、高校生や大学生がデータ入力のアルバイトをする方法は何かないのでしょうか。

クラウドソーシングサイトを使ってみる

高校生や大学生などの学生がデータ入力のアルバイトをする時には、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめです。

クラウドソーシングは、日本最大のクラウドソーシングサイトで、ネット上に様々な案件が出ています。

自分ができそうなものを探し、クライアントと納期や報酬などを相談しながら、ネットから案件にお応募します。

ネットが使える環境であれば、パソコン・スマホなどから気軽に応募できるので、空いた時間に自宅やカフェなどお気に入りの場所で仕事ができます。

データ入力の案件も毎日出ていますので、「仕事がない」となることはありません。

ちなみに、クラウドワークス内でよく募集されている案件は、「ネット通販の商品登録」「メールの送信作業」「情報収集」といったところでしょうか。

もちろんこれ以外にも、スマホひとつで作業が完結するものもあるので、手軽に収入を得ることができます。

未成年者は親の同意が必要

もし18歳未満の方がクラウドワークスを始める場合は、本人確認書類とは別に「親権者等の法定代理人同意書」の提出が必須です。

この書類は未成年の場合は提出が義務付けられているので、「親に内緒で在宅ワークが始められる」と思わないように。

同意書はホームページからダウンロードするか、公式サイトに載っているフォーマットをもとに自分で作成します。保護者の方のサインと、押印済みの書類を写真で撮り、データをアップロードすれば提出完了となります。

必要な経験やスキル

データ入力の仕事をする際に最も重要なのが「パソコンでの文字入力スキル」です。

ワードやエクセルに入力することが多いので、それさえできればすぐにでも始めることができます。タイピングをする速さに関しても特に基準などはありません。

タイピングの速さが早いほど、作業スピードは速まりますが、ミスをしては元も子もありません。

基本的に納期を守れば大丈夫ですので、ゆっくり確実に入力していきましょう。

タイピングの速さは、入力することに慣れていけば自然と早くなっていきます。慣れるまでは自分のできる範囲で仕事をこなしていきましょう。

データ入力のつらいところ

データ入力は初心者の方や未経験の方でもできる、比較的自由度が高い仕事です。

しかし、データ入力ならではの難しさもあります。

①作業におもしろみがない

→データ入力はただひたすらに同じ作業の繰り返しです。集中力がどれくらい持つか、が勝負といっても過言ではありません。

最初のころはミスのないように、またタイピングに慣れていない方は慣れようと一生懸命にこなすのですが、作業に慣れてくると大体の人は集中力が長くは続きません。

それがミスを引き起こす原因になってしまうかもしれません。

データ入力は先ほどもお伝えした通り、ミスは許されませんので、単純作業が苦手な方は向いていないかもしれません。

②ミスは命取り

→先ほどから何度もお伝えしていますが、データ入力にミスは禁物です。「指示通りに文字や数字を入力するだけ」ですが、侮るなかれ。誤字脱字などのミスにはとっても厳しいのがこのデータ入力です。

もし、ミスをした案件が個人情報を取り扱っているものだったら冷や汗ものですよね。

依頼元も、大事な仕事内容だからこそ人を雇って作業をしてもらっているので、「ミスをする=クビになる」可能性もあります。データ入力をする際、は打ち間違いをしない正確さと納品前の最終確認をする癖を必ず持っていてください。

③単価が低い

→データ入力は、パソコンに文字を入力することができて、ワードやエクセルを使うことができれば、ほとんどの人が作業できると思います。

ですので、仕事の単価としては最初は低いことが多いです。

派遣や、会社に直接雇用される場合でも最初は1000円未満、慣れてきてやっと1000円~1200円くらい、が相場といわれています。

また、クラウドソーシングサイトを利用して在宅で仕事をする場合、時給制はなく固定報酬となります。

例えば、固定報酬額2000円の案件を2時間で終わらせたとします。単純計算すると、時給1000円ということになりますが、4時間以上かけて終わらせた場合、時給500円以下ということになります。

どのようにクラウドソーシングサイトを利用するかは自由ですが、高額な報酬を最初から期待しないほうが良いと思います。

ですが、スキルが身に付き仕事量を増やしていけば、報酬も増えていくことでしょう。

④ノルマがあるかもしれない

→依頼元によっては1日に終わらせてほしい量を指定してくることがあります。それを最低限こなしていかないと、報酬を貰う事はできませんのでご注意ください。

パソコンでの入力に慣れていない方や、デスクワークに慣れていない方は、応募を断念するか依頼元にノルマがあるかどうかの確認をしてみてください。

⑤体が疲れやすくなる

→会社勤務でも在宅でも、長時間パソコンの前で作業をすると眼精疲労や肩こりを起こしやすくなります。

最初のうちは「一晩寝れば」と疲れを甘く見ているとあとでひどい目に合います。目が疲れすぎてブルーライトカットの眼鏡を買ったり、腰やお尻が痛くなりクッションを買う羽目になります。

体力は使わなくても、気力や集中力を必要とします。力仕事ではないから楽、と考えるのはよしたほうがよいでしょう。