メルマガが「迷惑メール」フォルダへ入るのを避けるには?

メルマガを配信していると、いつもと同じように送信したメールが、「迷惑メール」に入っていたというような経験はありませんか?

読者に了解してもらい、メールアドレスを登録してもらい、メルマガを配信しているのに、迷惑メールとされては、せっかくメルマガを作成する、意味がなくなってしまいます。

今回はメルマガが「迷惑メールの判定」をされる理由と、その回避方法について説明します。

メルマガが迷惑メールと判定される原因

配信したメルマガが「迷惑メールの判定」を受ける原因は、概ね以下の5つに分類されます。

メール受信者側の問題

毎日たくさんのメールを受け取っている方なら、覚えがあるはずですが、読みたいメール以外は「開封」せずに、そのまま削除を繰り返していると、自動的に「迷惑メールフォルダ」に振り分けられる事があります。

エラーメールが多すぎる

メルマガ登録されたメールアドレスが存在しなければエラーメールとなって配信元に返ってきます。

この「エラーメール」が多すぎる事が「迷惑メール」の原因となるケースもあります。

メールの送信数過多

一回で夥しい数のメール送信は「スパム」として扱われ、迷惑メールの判定を受けるケースがあります。

メルマガの内容に問題がある

読者が「不快・迷惑」に感じる文章や表現がメルマガの件名や本文に掲載されている場合、「スパムメール」とみなされる可能性があります。

配信者の環境の問題

メール配信に利用しているサーバー会社が低評価の場合、送信メールが迷惑メールにフィルタリングされる可能性が高まります。

メルマガを「迷惑メール」フォルダに入れないための対策

それでは、どうすればメルマガが「迷惑メール」と判断されるのを回避できるでしょうか?

具体的な「対策」を順を追って説明します。

メルマガの読者にメールの受信設定を促す

メルマガを登録してもらった際に「登録確認」で送る「サンクスメール」等で、メルマガ読者にあらかじめ「受信設定」をしてもらいましょう。

受信設定方法

メール本文に以下の例文のように記載します。

例:

本メルマガは〇〇〇@XX.comより配信されます。

ご利用のメールサーバの設定方法に従って、受信設定をお願い致します。

ダブルオプトインを利用する

また、登録してもらうメールが確実に「存在」しているかの判断のため仮登録→「登録」と読者に2度登録してもらう「ダブルオプトイン」を利用する方法があります。

最初から「存在しない」あるいは「間違えて登録した、読む気のない」読者にはメルマガが届かないようにして、本来の「読者」のみに選別する事が大事です。

「配信停止」方法を明示する

何度かメルマガを配信していると、読者の中には「忙しくてメールが読めない」「もうメルマガの内容に興味がなくなった」というケースも出てきます。

もし、そのメルマガを受信した時に読者が「開封せずに放置」してしまい、その状況が続けば、メルマガは「迷惑メール」としてフィルタリングされる確率が高まります。

そのため、メルマガには「配信停止」できる旨を明記し、メルマガのわかりやすい場所に「配信停止はこちら」等記載しましょう。

存在しない読者のリストを削除する

メルマガのリストを定期的に確認し、「読まれていない」メールアドレスを削除する事も、迷惑メールの判定を避けるためには必須のルーティンです。

存在しないリストが増えたら

メルマガを長期に渡って配信している場合、どうしても読者が他のメールアドレスを新規に取得したり、利用しないのに削除し忘れたりした事が原因で、実際には「利用されていない」メールアドレスが増加します。

「存在しないリスト」にメルマガを配信した場合、「エラーメール」が増加し、「迷惑メール」と判定されるリスクも高くなってしまいます。

リストを「削除」してしまうと、メルマガの配信数が一時的に落ちてしまいますが、メルマガが「迷惑メール」判定を受けるよりは、「読みたい人」だけにメールが届くと、前向きに考えましょう。

送れるメール数に注意

また、一度に大量のメールを配信すると、スパムと判定され、迷惑メールフィルターに入るリスクも高まります。

メルマガ配信スタンドを利用していれば「一斉送信」で一度に何通送れるかが明記されているはずですので、しっかり確認しておきましょう。

メールの件名・本文の内容を確認

よく迷惑メールに使われる、文章や言葉がメルマガの件名や本文中に入っていると、迷惑メール判定を受けるケースがあります。

例えばマルチ商法と判断される内容、賭博系、公序良俗に反する言葉等になります。

また、読者の購買行動を促すために煽動しすぎる言葉も、迷惑メールに判定される一つの要因です。

また、件名に飾り罫線が入っていたり、本文中に無料の短縮URLが挿入されている場合も迷惑メールフォルダに直行するケースもありますので、できるだけ使用を避ける方が賢明です。

メルマガを配信するサーバーは信頼性の高い会社を利用

メルマガの配信で利用しているサーバー自体が「ブラックリスト」、つまり迷惑メール判定を受けているケースがあります。

このサーバーから届いたメールは、内容がいくらホワイトだったとしても、問答無用で迷惑メールフォルダ行きです。

そうならないためには、海外系の安価すぎるサーバー会社の利用は避け、多少コストがかかっても、実績があり信頼できる国内系のサーバーを選ぶ方が無難と言えるでしょう。

終わりに

今回はメルマガが「迷惑メール」判定を受けないための対策を紹介しました。

読者にメールが届かないという状況は、メールマーケティング活動には極めて重要なリスクです。

そういった状況に陥らないように、この記事で読んだ内容を生かしていただければ幸いです。