何事においても、行動力って大事ですよね。
行動を起こせばそれなりに前に進めるものです。
しかし、世の中行動を起こせる人ばかりではないのも事実です。
いろいろやりたいことはあるのに行動に移せない人は結構多いです。
ここでは、行動を起こせない人に焦点を絞って、行動力のない人の特徴やその原因についてご紹介していきます。自分にあてはまるところはないか、チェックしてみましょう。
行動力が欲しい!
自分の周りに、思ったことをすぐ行動に移せる人っていますよね。
自分が行動力のない人間だったら、そういう人のことをうらやましく思うものです。
人によって、行動できる人とできない人がいるのはなぜなんでしょうか?
行動力に欠ける人には、どうも共通する特徴があるようなんです。
行動力のない人はどんな特徴を持っていて、何が原因でそうなってしまっているのかをまずは知ってみる必要がありそうです。
そもそも「行動力」ってなんなの?
「行動力のある人」「行動力のない人」と分類することがありますが、「行動力」とは一体何なのか。
行動力は「行動する能力」のことをいいます。
思いついたこと、疑問に思ったことをどう解決するのか頭で考えると思います。
頭で考えるだけでは、本当の解決に結びつきません。
頭で考えたことが本当に正しいのかを検証する力が行動力になります。
「行動力」と「実行力」に違いとは?
「行動力」という言葉と同じような意味合いで「実行力」という言葉を使うことがあるかもしれません。
人によっては同じ意味で使っていることもあるかもしれませんが、実行力は行動力よりもよりレベルの高いものを意味します。
行動力を積み上げることによって、経験や実績の様なものが積みあがっていき、より効率的に行動を起こすことができるようになります。
この行動力による経験と実績を積み重ねてきた行動を実行力と考えるといいでしょう。
行動力のメリット・デメリット
行動力がある人は一見いい意味でとらえられがちですが、いい意味もあればわるい意味もあります。
時と場合によっては「行動力があるだけじゃね・・・」ということにもなりかねませんので、正しい行動力を知っておきましょう。
行動力のメリット
思い立ったが吉日というように、行動力がある人は思い立ったらすぐに行動に移します。
行動を起こすことができるので、結果を出すことが早いです。
世の中の成功者や実力者は行動力がある人が多く、思いつけばすぐに行動に移します。
失敗するとか不安とかいう言葉を知らないんじゃないかと思うくらい、どんどん攻めの姿勢をとることができます。
行動力のデメリット
思い立ったらすぐに行動に移せるのはとてもいいのですが、計画がなく動く人も稀にいます。
結果に向かったプロセスがなければただの暴走にすぎません。
行動すればいいのではなく、どう行動するかが重要なので、行動力があっても「計画性のない人」というレッテルを貼られてしまいます。
行動に移せない人の特徴
正しい行動力について知ったうえで、行動力がない人にはどんな特徴があるのかをご紹介していきます。
行動力がない人に共通する7つの特徴、しっかり確認しておきましょう。
1 嫌なことは先延ばしにしがち
嫌なこと、気が乗らないようなことはなかなか進みませんよね。
行動力のない人はこういうことは先延ばしにしがちです。
特に、納品や締め切りに余裕があればぎりぎりまでやらないことが多く、切羽詰まって慌ててしまいます。
2 準備に時間がかかる
計画の段階で、必要と思われるものがすべてそろうまで行動に移せない人も行動力がない人です。
「あれがないから」「これが揃ってから」と準備物ばかりに気持ちがいってしまい、行動に移すのが遅くなってしまいます。
慎重になりすぎて、最終的に行動を起こせなかったということになることも多いです。
3 判断力に欠ける
行動に移せない人は、判断力が弱い傾向があります。
判断できず行動できないというパターンに陥っているようです。
自分が思ったことが本当に正しいのかという、自分への信頼度の低さが行動力を妨げているのかもしれません。
4 優柔不断で時間をロスしている
悩む人は慎重なのかもしれませんが、優柔不断と思われがちでいつまでも決断することができません。
行動するまでにいろいろと悩むので、行動に移すことができないのです。
あれやこれやと次々に道を作ってしまい、どちらに行けばいいのか決められないまま時が過ぎていく。もったいない時間の使い方をしていますよね。
5 目標に対してのプロセスを描けない
目標を定めることはできても、それを叶えるための道筋を立てることができないのも、行動力がない人の特徴です。
行きつく先の憧れはあっても、それをどう実現していこうかという具体的な計画が立てられないので、目標に向かって行動を起こすことができません。
いつまでにやろうという期日を設定できないのも、だらだらと目標だけを掲げている人になってしまっています。
6 計画に時間をかけすぎる
目標をもって、実現するために計画を立てることは得意なのですが、計画を立てることに目標をおいてしまい、計画ばかりを入念に行ってしまうのも、行動できない人の特徴です。
目標を達成するまでのプロセスを描くことは必要ですが、入念過ぎた計画はかえって行動力の妨げになっていることがあります。
場合によっては、計画がしっかりしすぎていて行動力がついていかないということも招いてしまうでしょう。
7 周りの意見に振り回される
自分中心で考えられる人はいいのですが、周りにどう思われているか気になって、人の意見に左右されてしまう人も行動力に欠けてしまう人の特徴です。
自分が行動することで、周りの人との協調ができなくなることを気にしています。せっかく立てた計画も、周りに批判的な意見をもらうと行動に移すことができません。
なぜ行動できないの?
行動力がない人の特徴、お分かりいただけましたか?自分にも当てはまってドキッとすることもあったかもしれません。
行動力がない背景には、その原因があるから行動できないんですよね。
逆に言えば、行動できない原因を突き止めれば行動力のある人になることができるんです。
行動力のない人の原因を7つご紹介していくので、しっかり頭に入れておきましょう。
1 積極性に欠ける
行動力のない人は、自分から行動しようとしません。
与えられたことだけを淡々とこなす傾向があります。与えられたことしかしないので、自分から積極的に行動しないため、いざ自分が行動しようと思っても行動に移せないのです。
特に、自分自身のことになるとだらしがないことが多く、消極的になってしまうのが原因です。
2 できない理由を作ってしまうから
言い訳がうまい人、いますよね。
自分ができなかったことに対して自分を正当化しようとして、納得いきそうな言い訳を考えてきます。
これも確かに、人間の防衛本能なのかもしれませんが、言い訳ばかりがうまくなってしまうことで、行動しない理由を上手く作ろうとしてしまっています。
行動できないのは自分のせいじゃないと、責任転嫁してしまっているのです。
3 常に不安に襲われている
自分に対する自信のなさからくるのか、これで大丈夫なのだろうか、本当に目的に到達できるのかと不安ばかりが先立つのが、行動力を起こさせない原因になっていることもあります。
誰でも初めてのことは、行きつく先が見通せなくて不安になることはあります。
先行き不透明なことが不安を大きくして、行動力のない人にしてしまっているんですね。
4 今のままでいいと感じている
今の生活でも十分かもしれません。
これ以上波乱万丈な人生は送りたくないと思っている人もいるでしょう。
でも、今を満足してしまうと人はこれ以上の成長は望めません。
どんな偉人でも、常に向上心と自分を磨くことを忘れていません。
今の現状維持でいいという考えも行動力が起こせない原因になってしまっています。
5 そもそも目的が見いだせない
行動力は、自分の目標があってそれに向かってのプロセスを描いたうえで起こせるものです。
まず肝心の目標がなければ計画も立てられず、行動も起こせません。その目的を持てていないことも、行動力がなくなる原因になっています。
さいごに
行動力がない人には、7つの特徴と5つの原因が隠されていました。
自分の行動力に自信がない人は、このチェック項目にあてはまる部分があったはずです。
でも、あてはまっていることがわかれば対策を打つことができるので、これから自分が行動力のある人になるためのセルフチェックだと思って自覚しておきましょう。