コピーライティングの効率を上げるスワイプファイルとは?

一流のコピーライターは、必ずと言っていいほど「売れる」コピーのサンプルを収集していると言われています。その「サンプル集」が「スワイプファイル」です。

この記事では、コピーライティングをしていて、「なかなかいいコピーが作れない、思うように文章が出てこない」という方のために、売れているライターが活用しているスワイプファイルについて解説します。

スワイプファイルの作成方法

売れっ子コピーライターが、こぞって利用していると言われる「スワイプファイルで」ですが、どういった意味があるのでしょう?

スワイプファイルの意味

スワイプ・ファイルのスワイプ(Swipe)は、英語のスラングで「盗む」や「借用する」という意味があり、一言で言うと「コピーのサンプル集」です。

この「スワイプファイル」は、日本のみならず世界中の優秀なライターが活用しています。

スワイプファイルを使うメリット

このスワイプファイルを利用すれば、商品やサービスのコピーを始めから考える必要がないため、ライティングの効率を大幅に上げる事が可能です。

また、「売れている」コピーが元になっているため、ユーザーに「響く」コピーが作成できるようになります。

集めたサンプルのコピー」を元に書くと言っても、もちろん「丸写し」はNGです。自分が「題材」とする商品・サービスにマッチした内容に書き換えて作成していきます。

コピーの集め方

スワイプファイルを作成する為に集めるコピーは、数さえあれば何でもいいという訳ではありません。

「売れるコピー」を書くためには、「過去にヒットした」コピーを集めていく事が必要不可欠です。

ここからは、具体的にスワイプファイルを集める方法を解説します。

DM・広告から集める

自宅に郵送で届いたり、ポストに投函されているDMの中で、ピンとくるものがあれば、とっておきましょう。

一般にはじゃまでしかないDMですが、「目につく構成や色使い」「読んでいて引き付けられる文章」があれば、コピーライティングに携わっている人にとっては「貴重品」です。

紙のままですと保管が大変になりますので、スキャンや写真に撮り、データ化しておけば、後が楽でしょう。

また、電車の中の広告や、建物のデスプレイ広告も、キャッチーなものがあれば、スマホ等で撮影し、取っておきましょう。

WEBから集める

始めに自分が登録しているショップやサービスで「人気が高い」商品のセールスコピーを集めます。

また、一度見て「これは人気になりそう」と思っても、広告が自然消滅しているケースもあります。

どれほど素晴らしいコピーだと思っても「売れなければ」集める意味もないので、定期的にチェックしましょう。

できれば、中期~長期に渡って継続して売れているセールスコピーを見つけて、スワイプファイルにどんどん追加していきましょう。

アフィリエイトサイトに登録している方は「ランキング上位」商品のコピーを集める事も有効です。

WEBで集めたコピーを保存するには

コピーをスワイプファイルとして保存するためは、WEBページをブックマークしておく、スクリーンショットをファイルに保存しておく等の方法もありますが、Evernoteを利用して保存しておけば、後々便利に使えます。

Evernoteには「EvernoteWEBクリッパー」という機能があります。

EvernoteWEBクリッパーは、WEB記事、Webページ全体、スクリーンショット等、様々な状態で文章の保存が可能です。PDFもそのまま保存できます。

また、タグをつけて記事を内容別に分類する事もできますので、後々見たいコピーをさっと引き出す事も可能です。

有料のスワイプファイル集を利用する

スワイプファイルを作りたいけれど、そんなに時間が取れないという場合にはAmazon等で購入する事も可能です。

スワイプファイル集」で探せば、電子・紙媒体どちらでも取り扱っています。

電子書籍なら99円からと費用も低く抑えられますし、予算に応じて、いろいろなタイプからみつける事が可能です。

また、ネットビジネス等のスワイプファイルが欲しい場合は「インフォトップ」等の情報商材を販売しているサイトなら充実した品ぞろえが期待できます。

スワイプファイルの活用方法

ここからは、作成したスワイプファイルを活用する方法について紹介していきます。

苦労して集めたスワイプファイルを生かすのに重要なポイントは「売れているコピーの構成のみを模倣する」事です。

構成のみを模倣する

例として基礎化粧品のランディングページのコピーライティングを任されたとします。

ライターは始めに「この商品のターゲット」「どんな効果、効能が求められているか」「商品価格」「メリット、ベネフィット」等をしっかり把握します。

「準備」が整ったら、いよいよ「スワイプファイル」の出番です。

対象商品と類似した、商品イメージや商品のターゲットが類似したファイルを選び、その構成を模倣していきます。

類似しているからといって、全面コピー、あるいは文章を少し入れ変えて作成するのはよくあるパターンですが、それでは単に「劣化コピー」の作成して終わってしまい、「売れるコピー」とは程遠いものができる可能性が高くなります。

正しい活用を

セールスレターの書き出しで、ターゲットの気持ちをしっかりつかみ、共感、信頼感を集め、解決を与え、購買力を高めて最終的に「購入」へ導いているか。

「売れている」コピーなら、読んでいてスムーズに最後までお客様を誘導するように作成されているでしょう。

ライティングや、使用しているワードをそのまま模倣せずに、文章の構成を模倣する事を意識して、スワイプファイルを活用する事が大事です。

終わりに

今回はコピーライティングとスワイプファイルについて解説しました。

スワイプファイルは優秀なコピーライターには必要不可欠と言われています。

正しく活用して、コピーライティングの効率化を目指しましょう!